mamakao!(ママカオ!)

Home » 育児 » 小学1年生の文章読解/「学研毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」を比較

小学1年生の文章読解/「学研毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」を比較

calendar

※この記事はPRを含みます

“国語の文章読解が苦手”

そんな小学1年生のお子さんをお持ちの方は少なくないと思います。

小学1年生の我が子も、国語のテストが返ってくると、文章読解の解答に間違いが目立ちます。

一番ひどい時は、55点というのもあって、「流石に小1でこれは…」と焦りを感じ、ドリルを買って家庭学習として取り組むことに。

選んだのは、「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」という、文章読解ドリルの中でも人気が高い2冊です。

そこで今回は、小学1年生の文章読解ドリル「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」を、比較レビューします。

筆者が思う…

  • それぞれのドリルの違い
  • ドリルを使った効率的な勉強法
  • ドリルに取り組んだ我が子の文章読解力の変化

…についてまとめています。

お子さんの文章読解力に悩む親御さんや、コロナウイルスの影響で休校中の今だからこそ家庭学習に力を入れたいという親御さんの、参考にしていただければと思います。

スポンサーリンク

「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」を比較レビュー!

「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」の大きな違いは3つ

1.問題の構成

3つの難易度を繰り返していく「学研版毎日のドリル」

学研版毎日のドリルは、「きほん→ひょうじゅん→はってん」の3つの難易度を繰り返す問題構成になっています。

  • きほん:短い文章で読み取りの基礎力をつける問題
  • ひょうじゅん:長めの文章で読み取りの力を伸ばす問題
  • はってん:長い文章を読み取って答える難しい問題。まとめテスト。

ものがたり・せつめいぶん・し などの各単元ごとに、きほん→ひょうじゅんを1〜2回繰り返した後ではってんを解くという流れです。

 

筆者の感想!

色々な難易度の問題を、短いスパンで学習することができます。

毎日1ページずつやったとしても、1週間もあればきほんからはってんまでひととおり解けるので、親が子供のレベルを知りたい場合に便利です。

また、ある程度読解力がある子で、簡単な問題ばかり続くのでは物足りないという場合にも、難易度が数ページ毎に変わっていくので解きがいがあると思います。

ただ、文章読解が苦手な子は、きほんは解けてもひょうじゅんになるとちょっと苦戦しだすかもしれません。
まずは簡単な問題を繰り返し解いて自信をつけさせることができないので、「自分はできない」と感じてドリルを嫌がる危険性があります。

我が子はまさに後者のタイプで、最後まで続けさせるのに結構苦労しました。

なので、「毎日のドリル」は、最初からある程度読解力がある子、またはできない悔しさでやる気スイッチが入る子向けかなと思います。

 

徐々に難易度が上がる「くもん小学ドリル」

くもん小学ドリルも、単元毎に少しずつ問題文が長くなって難易度が上がっていきます。

ただ、「学研版毎日のドリル」のきほん・ひょうじゅん・はってんのようにはっきりと難易度が分かれているわけではなく、変化は緩やかです。

なので、実際に解いてみると、同じような問題を何度も繰り返しながら、一冊を通して徐々にステップアップしている感じがします。

筆者の感想!

一冊を通して徐々に難易度があがる構成なので、文章読解が苦手な子でも無理なく進めていきやすいです。

最初の方はとても簡単な問題を何度も解くことになるので、「自分もできる!」という自信をつけやすいと思います。

ただ、「学研版毎日のドリル」のように、短いスパンで色々な難易度の問題に取り組むことはできないので、一冊やりきってナンボなところがあります。

親が自分の子供がどのくらいのレベルにいるのかを把握するのには時間がかかります。
また、ある程度読解力がある子ならひたすら同じような問題を繰り返すのに飽きてしまうかもしれません。

「くもん小学ドリル」は文章読解が苦手な子がじっくり時間をかけて読解力を身につけたり、「自分でもできる!」という自信を身につけるのにぴったりなドリルだと思います。

 

 

2.問題文と解答欄の配置

学校のテストのような配置の「学研版毎日のドリル」

「学研版毎日のドリル」は、問題文がページの上半分に書いてあり、解答を下半分に書いていく配置です。

学校で行う文章読解テストと同じような配置ですね。

筆者の感想!

すでに小学校に通っている子なら問題ないと思いますが、入学前の子が予習に使うなら、「上半分の文を読んで、下半分の問題に答えてね」と、読み方を教えてあげる必要があると思います。

ただそこさえクリアしてしまえば、問題文が枠線で囲ってあったり、挿絵があったりと見やすさは抜群なので、解きやすいはずです。

 

右から左に読み進める配置の「くもん小学ドリル」

「くもん小学ドリル」は、ページの右側から順に、問題1→1の解答→問題2→2の解答…というふうに読み進める配置になっています。
(ただし、まとめテストは上半分に問題文が、下半分に解答蘭がある配置です。)

筆者の感想!

問題と解答がはっきりとわかれていないので、大人が見ると読みにくそうに感じるかもしれません。

ただ、普通の絵本を読むような感覚で右から順に解いていけるので、ドリルに不慣れな子にとっては、むしろ取り組みやすいと思います。

小学校入学前の子が取り組む場合や、親が付きっきりで勉強を見られない場合にもおすすめです。

 

3.アプリと連動の有無

アプリと連動するのは「学研版毎日のドリル」だけ

「学研版毎日のドリル」には、無料でダウンロードできる「勉強管理アプリ」が用意されています。
「くもん小学ドリル」にはありません。

アプリの主な機能は以下の通りです。

  • 勉強の時間を知らせてくれるアラーム
  • 問題を解くのにかかった時間をはかれるストップウォッチ
  • 勉強した日を記録するカレンダー
  • 得点を入力できるグラフ
  • 勉強すればするほど育つ、キャラクター育成ゲーム
  • 一冊終わるともらえる賞状などのご褒美
筆者の感想!

アプリは「学研版毎日のドリル」の目玉機能だと思うんですが…
我が家では必要性を感じませんでした。

アラーム・タイマー・カレンダーはスマホで代用できてしまいますし、親が丸付けをするなら、得点をグラフ化するまでもなくどんなところが苦手かもわかります。

育成ゲームやご褒美についても、普段からテレビゲームをやり慣れている我が子にとっては物足りず、興味を示しませんでした。

お子さんによってはモチベーションを保つのに役立つものなのかもしれませんが、我が子のような場合もあるので、このアプリ目的で買うのはおすすめできません。

 

 
 

「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」を効率的に進める方法

音読させてから解く

普段から本を読まない子は、文章の読み方を知らない場合が多いのではないかと思います。

この場合の文章の読み方とは、「文章に書かれている意味を読みとる」ということです。

我が子にドリルの問題文を音読させてみると、意味のまとまりとは関係ないところで息継ぎをしたり、単語のイントネーションが変だったりすることがあります。

字面だけは読めているんですが、意味を考えながら読んでいない、あるいは意味がかわらない単語をただ読みあげているだけなんですよね。

音読をさせるとその辺りが浮き彫りになるので、「この単語の意味わかる?」と親が声を掛けて、意味を正しく覚えさせることができます。

また、「この文はどんなことを言ってる?」と問いかけて、文章はただ読むだけではなくて意味を考えながら読むものだという、文章読解の(というか、読書の)基本を教えることもできます。

音読をさせて、わからないところをつぶして…とやると、1ページ解くのに結構時間がかかるので大変に感じるかもしれませんが、ここができないと点が取れるようにはならないので、親子共に頑張りどころです。

我が子は、問題文を音読させるようにしてから、正答率がグッとあがったので、ぜひ試してみて欲しい方法です。

子供から正しい答えが出るまで粘る

解けなかった問題は、正しい解答が出るまで粘ります。

どちらのドリルも、答えは問題文の中にそのまま書かれていることがほとんどです。
ちょっと難しい問題だと、文をそのまま抜き出すだけでは答えにならないものもありますが、ヒントとなる文はかならず問題文の中にあります。

なので、答えが書かれている文やヒントとなる文がある段落をもう一度音読させると解けることが多いです。
どうしても解けない場合は、ピンポイントで答えになる文を音読させても良いと思います。

とにかくポイントは、親が正しい答えを教えるのではなく、子供が正しい答えに辿り着けるように導くということです。

我が子の場合は、筆者の口から答えを言うと悔しいようで、その次の問題を解く気が削がれていました。
でも、粘って自分の口から答えを出せたときは、次はいけるかも!と、不思議と前向きになることが多かったです。

点は取れるようになったが、読解力はまだまだ

我が子の場合「学研版毎日のドリル」と「くもん小学ドリル」をやるようになってから、学校の文章読解テストの点数は、目に見えて上がりました。

「答えは問題文の中にある」ということがわかって、しっかりと問題文を読むようになるだけでも、小学1年生レベルのテストなら点数は上がると思います。

ただ、文章が本当に意味することや、文章中には書かれていない登場人物の気持ちを読み取る問題などでは、まだまだ苦戦することが多いです。

このあたりは、読書量がものを言う気がするんですが、我が子はそもそも読書に興味がありません。
なので、ドリルの問題文を音読しながらコツコツやっていくしかないかなぁと思っています。
本当の意味での読解力が身につくにはまだまだ時間がかかりそうです。

終わったら長文読解ドリルも!

上でも書いた通り、読解力を身につけるためには文章に触れる機会を増やすことが大事だと感じています。

「学研版毎日のドリル」シリーズには、文章読解を終えた子向けに、少し難易度の上がる「もっと文章読解」というドリルがあります。

我が子には、次はその「もっと文章読解」に挑戦させてみようと思っています。

一冊解き終わった段階でレビューしようと思いますので、よろしければまたご覧下さいね。

一緒に、子供の読解力UPを目指しましょう!

 

 

※PRを含みます

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す