妊活について調べていると「葉酸サプリを摂るように」という言葉をよく目にします。
なぜ妊活に葉酸サプリが必要なのでしょうか?
また、葉酸サプリにはどんなものがあるのでしょうか?
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なぜ「食品から」ではなく「葉酸サプリから」なのか?
葉酸はビタミンB群の一種で、ほうれん草から発見されました。
そのため「葉酸=ほうれん草」というイメージを持つ方も少なくありませんが、実はほうれん草の他にも葉酸は様々な食品に含まれています。
葉酸を多く含む食品
枝豆・アスパラガスなどの野菜類
アボカド・イチゴなどの果実類
レバーなどの肉類
納豆・きな粉などの豆類
焼き海苔などの海藻類
イクラ・ホタテなどの魚介類
緑茶などの茶類
「これだけ色々な食品に含まれているならサプリなんて必要ないんじゃない?」と思いますよね。
確かに食品から自然な形で摂った方が体にも良さそうですが、実は食品に含まれる葉酸には大きな欠点があり、その欠点が葉酸サプリが必要とされる理由になっています。
ではその欠点とは何か。
ズバリ、「体内に吸収されにくい」ということです。
葉酸にはサプリに含まれるモノグルタミン葉酸と食品に含まれるポリグルタミン葉酸の2つがあります。
そして、モノグルタミン葉酸は体内への吸収率が85%と高いのに対し、ポリグルタミン葉酸は 50%しかありません。
このような吸収率の差が生まれるのは、ポリグルタミン葉酸の「水に溶けやすく尿と一緒に排泄されてしまう」という性質、また「熱に弱く食品の調理中に成分が破壊されてしまう」という性質によると考えられています。
いずれにせよ、ポリグルタミン葉酸を必要量摂るには大量の食品を食べなければいけないことになり、例えばほうれん草でいえば1日あたり生のままで4束程度も食べる必要があります。
このように食品からのみで摂取するのが難しい以上、葉酸を摂取するうえでサプリの利用は必要不可欠とも言えるわけです。
なぜ妊活に必要なのか?
妊娠するために大切なポイントは以下の3つです。
①女性の妊娠する機能が充実していること
②男性の妊娠させる機能が充実していること
③胎児が健康に育つ力が充実していること
葉酸にはこの3つのポイント全てをサポートする働きがあり、それゆえに妊活に必要だと言われているのです。
①女性の妊娠する機能を充実させる
厚生労働省により、妊活女性は食品の他にサプリメントなどの栄養補助食品から1日に400マイクログラム(0.4ミリグラム)の葉酸を摂取することが推奨されています。
そして、この推奨量の葉酸を摂取すると、女性の妊娠する機能に以下のような良い効果があると言われています。
子宮内膜を厚くする
妊娠が成立するためには、受精卵が子宮内膜に根を張って着床する必要があります。
そして、この着床が成功するためには子宮内膜が厚くフカフカの状態であることが重要です。
子宮内膜が薄いと受精卵がうまく根を張れず着床しにくくなってしまい、たとえ着床できたとしてもそこに定着せずに流産してしまうこともあるからです。
子宮内膜が薄くなる原因としては、ホルモンバランスの乱れ・血行不良・過度なストレスがあげられます。
葉酸にはホルモンバランスの調整・血行促進・ストレス緩和の作用があると言われているので、妊活中から推奨量を摂ることで子宮内膜を厚くして、妊娠しやすく妊娠を維持しやすい状態にしてくれると言われています。
②男性の妊娠させる機能を充実させる
妊活男性の1日の葉酸摂取推奨量は240マイクログラムで、これは普段の食事からでも摂取可能な量です。
ただし、仕事で忙しいなどの理由で食事内容が偏りがちな男性は多く、そうした男性の場合は普段の食事だけでは十分な葉酸を摂れていない可能性があり、葉酸サプリでの補充が必要になります。
推奨量の葉酸を摂ると、男性の妊娠させる機能に以下のような良い効果があると言われています。
元気な精子をつくる
私たちの体を構成する細胞は核酸(DNAやRNA)を設計図としてつくられていて、葉酸はこの核酸を合成するために必要な成分でもあります。
精子も生殖細胞と呼ばれる細胞の一つなので葉酸が不足して核酸がうまく合成されないと、運動率が低く受精しにくい状態になったり、受精してもできた受精卵がうまく成長しない可能性が高くなってしまいます。
③胎児が健康に育つ力を充実させる
妊活の真の目標は、ただ妊娠するということではなく、妊娠したうえで元気な赤ちゃんを産むということです。
例え受精や着床が上手くいって妊娠したとしても、その後の胎児の成長が健やかでなければ、妊活成功とは言えないわけです。
葉酸には胎児が健康に育つための良い効果があり、本当の意味で妊活を成功させる助けになると考えられています。
先天性障害のリスクを減らす
世界各国で行われた研究により、妊活中から十分な量の葉酸を摂っておくと、胎児の神経菅閉鎖障害・心疾患・口蓋裂などのリスクを抑えられることがわかっています。
厚生労働省が妊活女性に対しても葉酸サプリの摂取を推奨するのは、このように胎児の先天性障害のリスクを減らすことができるからなのです。
おすすめ商品は?
葉酸サプリには様々な商品がありますが、中でも特におすすめの5商品をまとめてみました。
これを参考にご自身に合う葉酸サプリを見つけて上手に利用していって下さいね。
1.医師監修の信頼感【現役産婦人科医が監修した葉酸サプリ】
現役の産婦人科医監修のもとつくられた葉酸サプリ。
医師監修で信頼度が高いことから人気の商品です。
モノグルタミン酸型葉酸を厚生労働相の推奨量である400マイクログラム配合しているのはもちろん、胎児の神経組織の生成に役立つDHA・EPAや、ママの便秘改善に役立つビフィズス菌・オリゴ糖なども必要量が配合されています。
2.海藻由来の安心DHA・EPA配合【NOCOR葉酸+DHA・EPAサプリ】
モノグルタミン酸型葉酸を480マイクログラム配合し、妊活中から妊娠中までながく利用できるサプリです。
DHC・EPAは妊婦さんの早産・糖尿病・アレルギー・メンタル不調を防ぎ、胎児の発達を助ける働きがありますが、魚由来のものが多く「魚臭く飲みにくい」「水銀や放射能汚染の可能性がある」という欠点がありました。
ノコアのDHC・EPAは海藻由来で、魚由来DHC・EPAの欠点を克服。
妊活中・妊娠中の女性が安心して飲めるように工夫されています。
3.専門家監修で、妊活初心者にもおすすめ【女子のおまもりサプリ 鉄+葉酸】
女性誌ananなどにも登場した女性ホルモン専門家、烏山ますみさん監修。
葉酸・各種ビタミン・鉄分など、妊活はもちろん美容や健康にも良い成分が配合されています。
「本格的な妊活はまだだけれど、今から妊娠しやすい体づくりをしておきたい」という女性におすすめです。
4.安心・安全の品質、2人目妊活ママにも【ファスティー葉酸サプリ】
モノグルタミン酸葉酸を400マイクログラム配合。
サプリを固めるための凝固剤を使わないなど、無添加にこだわっています。
GMP認定工場での生産や放射能検査の実施など安全面にも配慮した商品でもあります。
パッケージには子供の誤飲防止のためにチャイルドロック機能が付いているので、小さなお子さんがいる二人目妊活ママにもおすすめです。
5.時期ごとにぴったりの葉酸と他成分配合【みんなの葉酸】
こだわったのは推奨量をきっちり摂取することと、安心安全!
3種類の葉酸サプリ
マザーリーフみんなの葉酸
葉酸サプリは「妊活・妊娠初期」「妊娠中期・妊娠後期」「授乳期」での摂取が推奨されていますが、それぞれの時期で摂取推奨量は異なっています。
みんなの葉酸はこの3つの時期ごとに厚生労働省の推奨量に沿った量の葉酸を配合。
さらに、時期ごとに特に必要とされる他成分も含んでいます。
妊活・妊娠初期用には、モノグルタミン酸葉酸400マイクログラムの他、この時期に必要な鉄分・ビタミン・ミネラル・カルシウム・ザクロエキス・リコピンが含まれています。
妊活期に必要な成分をピンポイントで摂取できると人気の商品です。
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