妊活中の飲酒はダメ？おすすめノンアルコール飲料は？

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妊娠中にアルコールを摂取してはいけないということは、広く知られていると思います。
では、妊活中はどうでしょうか？
お腹にまだ赤ちゃんはいませんが、なにか悪影響があるのでしょうか？
よくわからないという人が多いですよね。
そこで今回は、飲酒が妊活に及ぼす影響と、妊活中に飲酒を楽しむ方法についてご紹介していきたいと思います。

1 飲酒が妊活に与える影響は？
2 妊活中にノンアルコール飲料は飲める？
3 おすすめのアルコール0.00%のノンアルコール飲料

飲酒が妊活に与える影響は？

飲酒により妊娠率が低下するデータがある

アルコールが妊娠に与える影響については、はっきりとした因果関係がわかっておらず、厚生労働省からも摂取禁止や摂取量の指標などは示されていません。
しかし、スウェーデンで行われた実験によると妊活中にアルコールを摂取していた女性は妊娠率が低くなったとのデータが出ていて、首都ストックホルムでは30歳以上の女性について特にその傾向が顕著に現れたとのことです。
このような結果が出た原因についてははっきりとはわかっていませんが、一説にはアルコール摂取により活性酸素が出過ぎたことによるのではないかと言われています。
活性酸素は排卵や卵の成熟にも必要なものですが、多すぎると卵子の質を低下させる原因となってしまうからです。
いずれにしても、妊活中の飲酒が不妊の引き金となる可能性があることは、覚えておいたほうが良いでしょう。

深酒は妊娠初期の胎児に影響がある

妊活がうまくいって妊娠していた場合に、アルコールを摂取していると胎児に影響があるのでしょうか。
妊娠3週までの妊娠超初期と呼ばれる時期には、まだ着床すら成立していないので、普通に飲酒している分には影響は少ないと言われています。
ただし、日常的に深酒をしたりアルコール依存症と呼ばれる状態の場合には、妊娠3週でも影響が出るとのデータもあるので、早急に対処をするべきでしょう。
また、妊娠超初期を超えた妊娠4〜15週の妊娠初期と呼ばれる時期にアルコールを摂取している人では、胎児の発育遅延や早産のリスクが高まったとのデータがあります。
これらのことから、少なくとも「妊娠したかも？」と思った時点で、すぐに飲酒はやめるようにしましょう。

妊活中にノンアルコール飲料は飲める？

無理に我慢するならノンアルコール飲料を利用する

上の章でご紹介したように、妊活を始めたらアルコールは控えた方がベターです。
しかし、活性酸素はストレスによっても増加することがわかっていて、お酒が大好きな人が無理に禁酒するとそのストレスで活性酸素が増えて、妊娠しにくくなることも考えられます。
そこで、こういった人の場合にはお酒を飲まずにアルコールを摂った気分になれる、ノンアルコール飲料を利用するのがおすすめです。
今は風味・味わい・喉越しなど本物そっくりに作られたノンアルコール飲料が多種発売されているので、気にいる物を見つけやすいでしょう。

アルコール0.00%のものを適度に飲む

ノンアルコール飲料は、妊活中にお酒を飲んだ気分になれるので、利用してみたいというお酒好きの人も多いでしょう。
でも、ノンアルコール飲料だからと言ってどんなものでもいい、あるいはどんな飲み方をしてもいい訳ではありません。
実はノンアルコール飲料の中には微量のアルコールを含む商品もあります。
アルコールが1％未満であればノンアルコールと銘打って良いことになっているからです。
そのため、ノンアルコール飲料を選ぶ際には必ず「アルコール0.00%」と表記があるかを確認する必要があります。
また、ノンアルコールなのにアルコールに近い風味を出すためには、それなりに多くの添加物が必要だということや、糖質が含まれている商品も多いということも覚えておきましょう。
ノンアルコールだからといって大量に摂取すると、これらの添加物や糖質もたくさん摂ることになり、それが胎児の奇形・流産や早産に繋がるリスクもありますので、摂取の際には適量（※）を心がけるようにしましょう。

※厚生労働省によると、通常のアルコール代謝を有する日本人の指標は、1日平均純アルコールで20ｇ程度