赤ちゃんが産まれてから1歳を迎えるまでの間には、お七夜から始まり初誕生まで、お祝いの行事が目白押しです。
でも、赤ちゃんが産まれてから1歳までは育児に忙しい時期なので、それぞれの行事についていちいち調べるのは大変と感じるママも多いですよね。
そこで今回は、赤ちゃんが産まれてから1歳までの行事について、いつ何を行うのか、どう行うのか、何が必要なのか、注意点は何かなどをまとめてみました。
行事にはそれぞれに意味があり、赤ちゃんや家族にとって良い記念にもなるので、今回の内容を参考にぜひお祝いしてあげてくださいね。
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いつ何を行う?
赤ちゃんが産まれてから1歳になるまでに行う行事と日程は以下の通りです。
赤ちゃんが産まれた日からの日数に基づいて行うものが多いので、数え間違えのないように注意しましょう。
お祝い日 行事名
生後7日目… お七夜
生後1ヶ月… お宮参り
生後100日前後… お食い初め
生後最初の3月3日… 女の子の初節句
生後最初の5月5日… 男の子の初節句
生後満1年… 初誕生
どんな行事?どう行う?何が必要?
それぞれの行事について、込められた意味・やり方・必要なものについてまとめてみました。
必ずしも全ての行事を行う必要はありませんが、どの行事を行うか決めるためにも、それぞれの行事について理解しておくことが大切です。
お七夜…生後7日目
どんな行事?
赤ちゃんの名前を親族へお披露目して無病息災を祈願し、社会の一員として仲間になることを認めてもらう儀式です。
昔は赤ちゃんが産まれても無事に育たないことも多かったため、節目とする生後7日目を迎えられたことをお祝いしたのが由来とされます。
どう行う?
名付け親が赤ちゃんの名前を命名書に書き、神棚や床の間、壁などに飾ります。
そして、その命名書を家族で囲んで祝膳を食べます。
現代では、出産した病院からの退院祝いを兼ねて行うことも多く、命名書に合わせて赤ちゃんの手形や足形をとることも増えています。
何が必要?
命名書・手形足形紙
インターネット通販やベビー用品店で手にいれることができます。
出典:楽天
祝膳
正式には赤飯・尾頭付きの鯛・紅白の麩やかまぼこ・ハマグリのお吸い物などを祝膳として用意します。
ただし、ママが退院後間もなく料理を作るのが難しいことから、現代ではお食い初め用の祝膳セットを利用したり、出前のお寿司やケータリングで済ませるという人が多くなっています。
出典:楽天
お宮参り…生後1ヶ月
どんな行事?
生後1ヶ月頃に地元の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈願します。
産土参り(うぶすなまいり)、初宮参り、初宮詣などと呼ぶ場合もあります。
どう行う?
正式には男の子は生後31日目に、女の子は生後32日目に、父方の祖母が赤ちゃんを抱いて家の近くの神社にお参りをします。
ただし現代では、おおよそ生後1ヶ月を目安に、赤ちゃんの体調の良い日や天候の良い日に行うことが多くなっています。
また、赤ちゃんを抱くのも必ずしも父方の祖母とは限りませんが、赤ちゃんにはベビードレスを着せたうえ、祝い着をかけるのが一般的です。
お参りの方法は、お賽銭をするのみの場合と、お祓いを受けて祝詞をあげてもらう場合とがあります。
何が必要?
初穂料
神社でお祓いを受けて祝詞をあげてもらう場合には5千円〜1満円程度の初穂料が必要になります。
祝い着
祝い着は赤ちゃんを抱っこしている人の首の後ろで紐を結び、上からよだれかけをつけます。
正式にはその下に赤ちゃんは肌着と内着を着ます。
これらがセットになったものが通販で購入やレンタル可能です。
出典:楽天
ベビードレス
最近では肌着と内着の代わりにベビードレスを着るのが一般的になっています。
大人の礼装・スーツやワンピースなど
大人の服装に決まりはありませんが、礼装・スーツ・ワンピースなどを着ることが多いです。
出典:楽天
お食い初め…生後100日前後
どんな行事?
生後100日頃の赤ちゃんに食べ物を食べる真似をさせることで「一生食べ物に困らないように」と幸せな前途を祈る儀式です。
地域によっては一緒に「歯固め」と呼ばれる丈夫な歯が生えるように祈る儀式も行われることがあります。
どう行う?
正式には、親族全員が集まって一番長寿の人が赤ちゃんを膝に抱いき、祝膳に触れた箸を赤ちゃんの歯茎や歯に当てて、食べさせる真似をします。
現代では、祖父母のみを呼んだり、パパママだけで行ったりと簡略化も進んでいます。
また、儀式を行う日も生後100日に限らず、ママやパパ、親族の都合のつく日にすることが多くなっています。
食べさせる真似をする順番は以下の通りです。
(場合によっては最初に歯固めの石)
1.ご飯
2.お吸い物
3.ご飯
4.魚
5.ご飯
(場合によっては最初に歯固めの石)
※1〜5を3回繰り返す
何が必要?
歯固め石
歯固め石の入手方法はお宮参りの際に神社から授かる・神社の境内から借りてくる・河原から拾ってくるなどですが、最近では通販やベビー用品店で購入する人も増えてきています。
神社でお清め済みのものが人気です。
出典:楽天
祝膳(料理)
料理を自分で作る人もいますが、手軽な宅配通販のお食い初めセットを使う人が増えてきています。
食器や御膳
料理は正式には高足の御膳に乗せた漆器の上に整えますが、最近ではベビー食器で代用する人も増えてきています。
御膳や漆器はネット通販でレンタルや購入も可能です。
出典:楽天
女の子の初節句…生後最初の3月3日
どんな行事?
赤ちゃんが産まれて初めて迎える3月3日のひな祭り・桃の節句に、雛人形を飾り、お雛様に女の子の穢れを移して厄災を身代わりに引き受けてもらいます。
ただし、生後1ヶ月で節句を迎える場合には準備の大変さから翌年に回すことが多いです。
どう行う?
雛人形や桃の花を飾り、ちらし寿司やハマグリのお吸い物などのご馳走を食べます。
何が必要?
雛人形と桃の花かざり
最近は住宅事情からコンパクトな雛人形が人気です。
桃の花がセットになった雛人形もあります。
出典:楽天
料理
ちらし寿司やハマグリのお吸い物が一般的ですが、現代では特に決まりはありません。
男の子の初節句…生後最初の5月5日
どんな行事?
赤ちゃんが産まれて初めて迎える5月5日の端午の節句に、鯉のぼり・兜や五月人形を飾り、菖蒲湯に浸かり、ご馳走を食べることで、男の子の立身出世や健康で逞しく育つことを祈ります。
ただし、生後1ヶ月で節句を迎える場合には準備の大変さから翌年に回すことが多いです。
どう行う?
鯉のぼり・兜や五月人形を飾ります。
また、菖蒲湯に浸かったり、かしわもちやちまきを食べます。
ただし最近では料理は子供の好きなものを用意することも多くなっています。
何が必要?
鯉のぼり・兜や五月人形
最近では住宅事情からべランで飾れるコンパクトな鯉のぼりが人気です。
また、兜や五月人形もコンパクトなものを買う人が増えてきています。
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菖蒲
端午の節句が近くなるとスーパーなどでもよく販売されています。
かしわもちやちまき
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初誕生…生後満1年
どんな行事?
満1歳の誕生日のお祝いです。
昔は栄養事情や生活環境が悪く、産まれた赤ちゃんが1歳を無事に迎えることが難しかったため産まれた風習です。
どう行う?
多くの地域で行われるのが「一升餅」を赤ちゃんに背負わせて歩かせる儀式で、「一生背負いきれないほどの食べ物に恵まれる」との願いが込められます。
また、多くの家庭で、赤ちゃんが好きな食べ物や誕生日プレゼントを用意してバースデーパーティーが行われます。
何が必要?
一升餅
風呂敷に1.8kgほどの餅を包んでも良いですし、最近ではリュックに餅をつめたセットなども販売されています。
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誕生日プレゼント
1歳児の発達に合わせたものや、発達をサポートするものを贈れば、赤ちゃんもママにとっても嬉しいプレゼントになります。
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注意するポイントは?
地域や家の風習を確認しておく
赤ちゃんの行事は地域や家庭ごとに風習が異なることがあります。
あらかじめ地域に長く住む人や祖父母などに確認しておきましょう。
お祝いには「内祝い」を返すことも
行事でお祝いをもらったら、もらったものの1/3〜半分ほどの品物を「内祝い」としてお返しすると良いでしょう。
ただし、初誕生でバースデープレゼントとしてもらった場合は、お返しはしなくとも感謝の気持ちを伝えるだけで十分でしょう。
無理なくできる工夫を!
可愛い我が子のお祝いですから、行事はしっかりと行ってあげたいものです。
でも、ディテールにこだわるあまり、ママやパパの負担になっては元も子もありません。
現代ではどの行事もある程度簡略化する家庭が多くなってきていますので、無理なくできる工夫をして、笑顔でお祝いをしてあげられるようにしましょう。
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