「赤ちゃんと飼い犬の同居がうまくいくか?」
「赤ちゃんと飼い犬が同居するためには、どんな準備やアイテムが必要なのか?」
…犬を飼っているプレママ・プレパパにとっては、とても気になるところですよね。
赤ちゃんと犬はどちらもかけがえのない大切な家族。お互いが安全にストレスなく暮らして欲しいものです。
そこで今回は、赤ちゃんと犬の同居に焦点を当てて、注意点・必要アイテム・成功の鍵についてご紹介していきます。
スポンサーリンク
赤ちゃんと犬の同居、注意点と必要アイテム!
赤ちゃんと犬が同居する際には、「犬が赤ちゃんを傷つける事故」と「赤ちゃんの感染症やアレルギーリスク」の2つの注意点があります。
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説するとともに、それらが起きないよう予防してくれるアイテムについても紹介していきます。
犬が赤ちゃんを傷つける事故に注意
赤ちゃんと犬の同居と聞いて真っ先に心配するのが、犬が赤ちゃんを物理的に傷つけないか?ということでしょう。
犬が赤ちゃんを傷つける事故には、大きく以下の2つがあります。
犬が赤ちゃんを噛む・引っ掻く
普段は大人しく人を噛むことは無いという犬でも、相手が赤ちゃん、しかも四六時中一緒に生活するとなると話は別です。
赤ちゃんは予想外の動きをすることが多く、好奇心の赴くまま犬の気持ちを考えずに体を触ることもあります。
それが毎日となると、我慢の限界を超えて牙を向いてしまう…というのは十分にあり得ることです。
また、犬に悪気はなくただじゃれついて甘噛みをしただけ、飛びついただけという場合でも、皮膚が弱い赤ちゃんには怪我の原因になることもあります。
犬が赤ちゃんを踏んづける・上に乗る
床でお昼寝していた赤ちゃんを犬が踏んづけて怪我させてしまう、一緒に寝ようと犬が赤ちゃんの上に覆いかぶさって窒息しかけるなども、起きやすい事故です。
特に中型〜大型犬で体が赤ちゃんよりも大きな場合は、大事故に繋がる危険性もあります。
犬が赤ちゃんを傷つける事故を予防するアイテム
犬が赤ちゃんを傷つける事故は、大人が目を離さないようにすることである程度予防ができます。
でも、ママもパパも人間なのでうっかり目を離してしまうことがあるかもしれませんし、家事や自分の用事をする時間まで赤ちゃんと犬の様子に気を配るのは大変。
そこで、自分の注意だけでは予防が難しい事態に備えて、以下のようなベビーアイテムや犬用アイテムを用意して活用するのがおすすめです。
ベビーベッド
寝ている赤ちゃんの上に犬が乗っかったり踏んづけたりする事故の防止に役立ちます。
床よりかなり高い場所に赤ちゃんが寝ることになるので、犬の毛を吸い込むリスクが減ってアレルギー予防という意味でもあると重宝します。
ベビーサークル
赤ちゃんと犬が接触するのを防ぐことができるので、犬による赤ちゃんの事故防止に高い効果を発揮します。
赤ちゃんによってはベビーサークルに閉じ込められるのを嫌がるかもしれませんが、ベビーサークルにはおもちゃ付きの商品もあります。
赤ちゃんがおもちゃに興味を惹かれて嫌がらずに入っていてくれる可能性が高くなるので、一度検討してみると良いでしょう。
おもちゃ付きベビーサークルについては、こちら↓の記事で詳しく解説していますので、ご覧くださいね。
ベビーサークルはおもちゃ付きがおすすめ!メリットや選び方、人気商品も!
バウンサーやハイローチェア
ベビーベッドを置くスペースがない場合には、よりコンパクトなバウンサーやハイローチェアが役立ちます。
ベビーベッドより安価なものが多く、ゆりかごのように揺らせば遊びの一環にもなるのでおすすめです。
バウンサーやハイローチェアについては、こちら↓の記事に詳しくまとめていますので、ご覧くださいね。
ベビービョルンのバウンサー!種類ごとの違いと「バウンサーBliss(ブリス)」レビュー
ハイローチェア/いつまで使った?便利?おすすめ商品は?ママ友にリサーチ!
犬用サークルやケージ
犬を飼っているご家庭ならすでに持っていることが多いと思いますが、ない場合には赤ちゃんが産まれる前に用意しておきましょう。
犬と赤ちゃんの接触を防いで事故を回避できるのはもちろん、犬にとってリラックスできる自分のスペースを用意してあげるという意味でも必要なものです。
犬用爪切り
犬の爪が伸びていると、万が一赤ちゃんを引っ掻いてしまった時に大怪我になる危険が高まります。
犬用爪切りで定期的にお手入れして、リスクを減らしておきましょう。
犬による赤ちゃんの感染症やアレルギーに注意
基本的には健康な犬の場合は、同居しただけで赤ちゃんに何らかの病気をうつしてしまう可能性はかなり少ないと考えられています。
ただ、犬が赤ちゃんの口の周りを舐めたり赤ちゃんを噛んだり引っ掻いたりすると、犬の口の中にいる常在菌が赤ちゃんの体内に入ってお腹を壊す原因になることがあります。
大人が様子を見られない時には、上で紹介したベビーサークル・ベビーベッド・バウンサーやハイローチェア・犬用サークルなどを使って、できるだけ両者の接触を減らすように気を付ける必要があります。
また、動物というとアレルギーが起きないか?というのも気になるポイントだと思います。
犬についても、フケ・唾液・尿などが原因でアレルギーが引き起こされるケースがあります。
直接犬に触れなくても犬のいる部屋に入るだけで、くしゃみ・咳・鼻水・目の充血・湿疹などの症状があらわれる赤ちゃんもいます。
イヌアレルギーに関しては、赤ちゃんに症状が見られたらまずは医師に相談し、その上で部屋の掃除や犬の体を清潔に保つなどの対応をしていくことになります。
犬による赤ちゃんの感染症やアレルギーを予防するアイテム
犬による赤ちゃんの感染症やアレルギーを予防するためには、「部屋の清潔」と「犬の清潔」を保つことが重要です。
「部屋の清潔」と「犬の清潔」を保つためにおすすめのアイテムを以下にまとめましたので、上手に活用してみてくださいね。
空気清浄機
空気清浄機の中には、空気中に浮遊する犬の毛やフケを吸い取ってくれるなど、ペットとの生活を想定して作られている商品があります。
犬独特の体臭や排泄物のニオイ除去に役立つのはもちろん、赤ちゃんのおむつのニオイ除去もしてくれるので、一度検討してみて欲しいアイテムです。
ロボット掃除機
犬によるアレルギーや感染症を防止するためには、部屋を清潔に保っておくことが大切だと書きました。
でも、赤ちゃんが小さい時は、お世話に追われて部屋掃除のための時間を満足に取れないというママやパパは多いもの。
自動で部屋の埃を吸い取ってくれるロボット掃除機があれば、忙しくても床の清潔を保てますし、空いた時間で犬と遊ぶこともできます。
消毒液
犬が赤ちゃんのおもちゃを口に加えてしまった場合には、感染症予防のため消毒液で一度消毒した方が安心です。
消毒液の中には、哺乳瓶や赤ちゃん用食器の消毒や、床拭きに使えるものもあるので、そうしたものを選ぶと色々なシーンで使えて便利です。
哺乳瓶の消毒液については、こちらの↓記事に詳しくまとめていますので、参考にしてくださいね。
哺乳瓶消毒はミルトンがおすすめ?メリット・デメリット/使い方/錠剤と液体の違い
犬服
犬服には、床に抜け毛が散らばるのを防ぐ効果があります。
気温や犬の状態をチェックして問題がなければ、犬服を着せることもイヌアレルギーの予防に効果的です。
犬用ブラシやシャンプー
こまめにブラッシングをしたりシャンプーをすることで、抜け毛やフケを防止することができます。
犬を飼っているご家庭ならすでに持っていると思いますが、ない場合には用意しておきましょう。
赤ちゃんと犬の同居、成功の鍵は犬側の準備にあり!
赤ちゃんと犬が同居する時、怪我やアレルギーなど物理的な影響を受けるのは主に赤ちゃんの方です。
特に赤ちゃんが小さい時ほど自分では何もできないので、その可能性は高まります。
そのため、赤ちゃんと犬が上手に同居するためには、ママやパパが犬側の準備をしっかりとしてあげることが大切です。
以下に赤ちゃんとの同居前、同居後に犬側に準備させておきたいことをまとめましたので、参考にして下さい。
同居前
・妊娠中から新しい家族が増えると話しかけておく
・しつけをしっかりとしておく
・健康管理(予防接種など)をしっかりしておく
・犬用サークルに慣れさせておく
・赤ちゃんのおむつや毛布などを使って匂いに慣れさせておく
・赤ちゃんの声を録音して聞かせておく
同居が始まったら
・赤ちゃんがいるといいことがあると思わせる
(例えば、赤ちゃんのお世話の時間を我慢してまっていたら、撫でてもらえる・声をかけてもらえる・おやつをもらえるなど。
「赤ちゃん=良いもの」という認識を持たせる。)
・ジェラシーを起こさせないようにする
(赤ちゃんのお世話をしながらも犬に話しかける、散歩の時間や遊びの時間など犬との時間も確保するなど、犬が赤ちゃんに嫉妬しないで済むように気を付ける。)
赤ちゃんと犬の同居にはメリットも!
ここまで、赤ちゃんと犬が同居する注意点ばかり書いてきたので不安に思った方がいらっしゃるかもしれません。
でも、犬と同居することで赤ちゃんには以下のようなメリットがあると言われています。
・他者への思いやりの気持ちが芽生える
・命の大切さを理解できる
・協調性が身に付く
・責任感が強くなる
赤ちゃんと犬の同居に限らず、物事には良い面と悪い面があるものです。
悪い面に目を向けてしっかりと予防していくのは大事ですが、必要以上に心配しすぎて良い面に目を向けられなくなるのはもったいないですよね。
対策すべきはしっかり対策して、赤ちゃんと犬が良い家族になれるようにサポートしてあげて下さいね。
コメント
コメントはありません。