ボードゲームやパズルゲームは、おもちゃとしてはもちろん、考える力が身につくことから、最近では教育ツールとしても注目を集めています。
中でも、「ThinkFun(シンクファン)」という会社が発売しているボードゲームやパズルゲームは、教育ツールとして世界中の知育現場で採用され、数々の賞を受賞しています。
私の息子も、幼稚園児の頃からシンクファン製品の虜となり、我が家には、今では「ラッシュアワー」「グラビティメイズ」「ティップオーバー」…など様々なシンクファンのゲームがあります。
今回は、そんな我が家にあるシンクファンゲームの中から「リバークロッシング」について紹介していきます。
個人的には、リバークロッシングは、シンクファンのゲームの中でも小さな子供の遊びや知育にぴったりだと感じています。
その理由についても今回の記事を読んでいただければ、納得していただけると思います。
ボードゲームやパズルゲームファンはもちろん、小さなお子さんの知育について興味があるという方も目を通してみて下さいね。
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目次
リバークロッシングのスペックは?
リバークロッシングの基本情報です。
プレイ人数や対象年齢は絶対ではありませんので、参考程度に見てくださいね。
セット内容 | ボード(7×5=35穴)×1個、ハイカー×1個、
橋×5個、切株×20個、問題カード×40枚、収納袋 |
ボードサイズ | 13×20×1cm |
素材 | プラスチック |
プレイ人数(参考) | 1人〜 |
対象年齢(参考) | 8歳〜 |
リバークロッシングの遊び方は?
出典:楽天
基本的な考え方
ハイカーが川を渡ろうとしています。
でも、川には人喰いワニや魚が…!
ハイカーが川に落ちないように、数本しかない橋を効率的に動かして、向こう岸に渡してあげましょう。
ゲームの準備
準備の仕方をざっと文章で説明します。
下にある「問題1をプレイ」の項目で、画像付きで詳しく解説していますので、今はなんとなく目を通していただければ大丈夫です。
1.問題カードを1枚選んで、ボードにセットします。
2.問題カードの穴に切株をセット。さらに、問題カードの灰色になっているところに合う長さの橋をセットします。
3.問題番号が書かれている側の岸に(切株に)、ハイカーをセットします。
細かいルール
基本的な考え方が理解できていれば、細かいルールは感覚的にわかると思いますが、お子さんに質問された時に答えられるように、一通り目を通しておいて下さいね。
・ハイカーは切株と橋のないところを渡ることはできません。
・ハイカーが立っている切株に橋がつながっている場合は、その橋を動かすことができます。
・プレイヤーは一度に1本の橋しか運ぶことができません。
・橋は、切株と切株の間にぴったりとおさまる長さのものしか置くことができません。
・橋は、縦か横にのみ置くことができます。斜めには置けません。
・橋を積み重ねたり、橋で他の橋を支えることはできません。
・橋は、切株や他の橋の上をまたぐようには置くことができません。
問題1をプレイ
より具体的に遊び方を想像できるよう、問題1を解くまでの流れを画像付きで説明して行きます。参考にして下さいね。
1.問題1のカードをボードにセットします。
2.各穴に切株を、灰色部分に合う長さの橋をセットし、ハイカーをスタート地点に置きます。
3.ハイカーを橋があるところまで進めます。
4.その次の切株に渡るためには橋を架ける必要があります。
来た道を戻って長い方の橋を外します。ハイカーと橋はマグネットでくっつきます。
5.次の橋を架けることができました!
6.同じような要領でゴールを目指します。
7.ゴール!!
今回は問題1をプレイしましたが、問題が難しくなるにつれて、橋を外す順番をよく考えないと戻れなくなることもあります。そこが頭の使い所で楽しいポイントでもあるゲームです。
ちなみにですが、遊び終わったら付属の袋に片付けることができます。
お子さんのお片づけの習慣付けにも役立ちますね。
リバークロッシングは何歳から遊べる?
出典:Amazon
リバークロッシングは、ズバリ!幼稚園児くらいから遊ぶことができます。
幼稚園児〜小学校低学年くらいが一番楽しく遊べるんじゃないでしょうか。
そう思う理由は以下の通りです。
設定・世界観が小さな子にぴったり
そもそも知育おもちゃとは、おもちゃで遊ぶ感覚で楽しみながら、自然と発達の助けにもなるものでなければいけません。
そのためには、まず、おもちゃとして子供が「面白そう!」と思うかどうかがとても重要になります。
その点、リバークロッシングは、「落ちたらワニに食べられる」というドキドキする設定が、子供心をくすぐります。
幼稚園児くらいのお子さんがいる親御さんなら、これは好きな設定だ…と直感的にわかりますよね。
さらに、橋を移動させるときにわざわざハイカーにくっつけるというのも、子供心をくすぐるポイントです。
今は、スマホアプリなどでもこの手のゲームはたくさんありますが、実際に手を動かしてプレイするということは、小さな子供が興味を持つために重要なポイントだと思います。
ルールが単純
基本的な考え方は「川に落ちないように橋を渡す」という、とても単純なものです。
ちゃんとプレイするためには細かなルールも理解する必要がありますが、プレイする中で感覚的にわかるものも多いので、それほど心配はないと思います。
幼稚園児〜くらいのお子さんなら、基本的な考え方を教えてあげて、とりあえずプレイさせてみるのがおすすめ。
プレイする中で、必要に応じて細かいルールを伝えていけば、ちゃんとゴールできると思います。
パズルとして難しすぎない
リバークロッシングは、他のシンクファン製品と比べて、難易度が低めです。
私の息子は幼稚園年長の時にリバークロッシングを購入しましたが、購入したその日に一番難しい問題40を、あと3手でゴールというところまで一人で解きました。
なので、大人の助けがあれば、年少くらいの子でも十分楽しめると思います。
対象年齢は8歳〜となってはいますが、それより下の年齢でも子供本人や親がやってみたいと思うなら、試してみることをおすすめします。
リバークロッシングは子供の知育や教育に役立つ?
私は、息子とプレイする中で、リバークロッシングは子供の知育や教育に役立つと感じています。
どんな力が身につくのか、私が感じているものをまとめましたので、参考にして下さいね。
全体を見て考える力がつく
リバークロッシングをクリアするためには、ボード全体の状況をよくみて考えることが必要です。
これから進む道筋を考えて、そこに当てはまる橋の長さを考える。戻るときのことも考えて橋を外していく。
まずは全体を見て大まかな計画を立てる→そのための最善手を考えるということは、子供達が送る学校生活や、将来社会に出て仕事をする上でも必要になることです。
私は、リバークロッシングは、その練習になるのではないかと思っています。
失敗を恐れなくなる
リバークロッシングは難易度が高くなってくると、サッとクリアするのが難しくなってきます。
何度もリセットして、行きつ戻りつしながらゴールすることが多くなってくると思います。
計画通りに進まないとイライラしてしまう子もいると思いますが、リバークロッシングで遊びたいなら、そこは乗り越えてやり直すということが必要になります。
世の中計画通りに進むことの方が少ないもの。
失敗したら、それを糧にやり直せるか?が、仕事にしても人間関係にしても、私たちが生きていく中ではとても大切なことです。
リバークロッシングは、「失敗は成功のもと」ということを体感できるゲームだと思います。
手先を動かすことで脳を刺激する
指先を動かすと、大脳の1/3もの領域が刺激されます。
そのため最近では、小さな頃から指先を使う遊びをたくさんすると脳が活性化して、運動能力・記憶力・思考力・コミュニケーション能力などの高い子に育つと考えられています。
リバークロッシングは、橋・ハイカーといった小さなパーツを指先を使って動かしながら進めていくゲームなので、指先を動かして脳を活性化させる効果も期待できます。
橋をハイカーにくっつけたり切株の間に架ける時に「カチッ」という子気味良い音がするので、子供も喜んでどんどん指先を動かしてくれると思いますよ。
知育おもちゃを好きになるきっかけになる
「どうせ遊ぶなら知育にもなるものを」と考える親御さんは多いと思います。
でも、子供がそういったおもちゃに興味を持つかわからないという方も多いですよね。
上でも書きましたが、リバークロッシングは、子供心をくすぐる世界観で、パズルゲームとしては難易度が低めです。
なので、子供が取り組みやすく、知育おもちゃの入り口としてもおすすめです。
子供が「面白い!」「これならできる!」と思うことができれば、他の知育おもちゃにも興味を持ってくれるかもしれませんね。
リバークロッシングが簡単だと感じたら?
幼稚園くらいの子だと、最初からリバークロッシングが簡単すぎるということはあまりないと思います。
ただ、小学生くらいの子だと最初から問題40まで一人で解ける子もいると思いますし、
幼稚園くらいの子でも何度も繰り返し遊んでいるうちに、簡単に解けるようになることがあるかもしれません。
そんな時には、同じシンクファン製品の「ティップオーバー」というゲームがおすすめです。
ティップオーバーは、端的に言うと「リバークロッシングを立体的にしたゲーム」です。
リバークロッシングに負けない知育・教育効果も得られますよ。
ティップオーバーについては、以下の記事で詳しく解説していますので、リバークロッシングと比較してみて下さいね。
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