工作とテレビゲームの世界が連動するという画期的なアイディアで、ゲーム好きの大人はもちろん、幼稚園や小学生くらいの子供からも人気を集めているゲーム「ニンテンドーラボ(Nintendo Labo)」。
「ニンテンドーラボ」をお子さんのクリスマスや誕生日のプレゼントにどうか?と考えているパパ・ママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筆者が幼稚園年長の息子と「ニンテンドーラボ ドライブキット(NintendoLabo DriveKit)」を作って遊んだ感想と、どんな親子におすすめなのかを書いていきたいと思います。
ゲームに詳しくないママでもわかりやすいように書いていきますので、お子さんのプレゼントに検討している方は、ぜひ参考にして下さいね!
スポンサーリンク
「ニンテンドーラボ ドライブキット」とは?
「子供がニンテンドーラボが欲しいって言ってるけど、なんのことやら…(汗)」というママもいらっしゃると思います。
そこで、ここでは「ニンテンドーラボ(Nintendo Labo)」と「ドライブキット(Drive Kit)」がどんなものかについて説明していきます。
普段自分でゲームをしないママにとってはちょっとややこしく感じるかもしれませんが、なるべく簡単に書きますので、ここはなんとか耐えて目を通していただければと思います。
もちろん、「そんな基本的なことは知ってる!レビューが見たい!」という方は、一番上の目次からレビューに飛ぶこともできますので、そのようにして下さいね。
「ニンテンドーラボ(Nintendo Labo)」はこんなもの!
「ニンテンドーラボ(Nintendo Labo)」は任天堂から発売されている大人気ゲーム機「任天堂スイッチ(Nintendo Switch)」で遊べるゲームソフトです。
開ける
ニンテンドーラボが他のゲームソフトと大きく違うのは「コントローラーになるダンボール」と「ゲームソフト」がセットになっている点。
ダンボールには「Toy-Con」と呼ばれるコントローラーの設計図がプリントされていて、ソフトの説明通りに設計図を組み立てていくことで、自分の手でToy-Conを作ることができます。
できたToy-Conに任天堂スイッチのコントローラー(Joy-Con)を入れることで、ゲームの世界と連動。
ニンテンドーラボ付属のソフトや他の一部ソフトで遊ぶことができるようになります。
従来のテレビゲームに工作の要素が加わったことで「つくる、あそぶ、(コントローラーの仕組みを)わかる」という複合的&教育的な楽しみ方ができる、新しいスタイルのソフトです。
「ドライブキット(Drive Kit)」はこんなもの!
出典:楽天
ニンテンドーラボには現在、「バラエティ キット(Variety Kit)」「ロボット キット(Robot Kit)」「ドライブキット(Drive Kit)」「ブイアールキット(Vr Kit)」の4種類のタイトルがあります。
今回紹介する「ドライブキット」は、ダンボールで「クルマ」「センスイカン」「ヒコウキ」とその全てで使える「カギ」「アクセルペダル」のToy-Conを作れるタイトル。
作ったToy-Conでクルマ・センスイカン・ヒコウキを操縦して付属ソフトのゲームをしたり、クルマToy-Conについては別売りの「マリオカート8デラックス 」に連動させて遊ぶこともできます。
本物のようなハンドルや操縦かんでゲームができるので、特に乗り物好きの小さな男の子から人気を集めているタイトルです。
「ニンテンドーラボ ドライブキット」の基本情報 | |
タイトル | NINTENDO LABO DRIVEKIT(ニンテンドーラボ ドライブキット) |
発売日 | 2018/9/14 |
セット内容 | Nintendo Switchソフト 「Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit」…1本 ダンボールシート…25枚 再帰性反射材シート…1枚 スポンジシート…1枚 ヒモ(ブルー)…1枚 ハトメセット(グレー)…2セット ハトメセット(レッド)…2セット 輪ゴム(大)…1本+予備 輪ゴム(小)…8本+予備 |
対応機種 | Nintendo Switch(任天堂スイッチ) |
プレイ人数 | 1人 |
メーカー希望価格 | 6,980円 |
「ニンテンドーラボ ドライブキット」を幼稚園児と作って遊んでみた!レビュー!
筆者が幼稚園年長の息子とニンテンドーラボ ドライブキットを作って遊んでみて感じた「良いと思った点」、「イマイチだと思った点」をまとめてみました。
ちなみに筆者と息子のスペックは以下の通りです。
- アラフォー主婦
- ゲーム経験はほぼなし。息子と一緒にテトリスはできるけど、息子に勝
- てない(笑)
- 手先は器用なほう
- 幼稚園年長男児(6歳)
- ゲーム歴は半年程。ゲーマーパパの影響で色々なゲーム機&ゲームソフトで遊んだ経験あり
- 得意なソフトは「テトリス」「ハコボーイ」など、頭を使う系のもの
- 手先が器用で工作好き
- 乗り物好き
良いと思った点
幼稚園児でもほぼ1人でToy-Conを作れる
ドライブキットは、バラエティキットやロボットキットと比べると、Toy-Conを作る難易度が高めということで少し不安がありましたが、そこはさすがの任天堂。
ソフトによる作り方説明がとってもわかりやすいんです。
説明自体もおもしろおかしい言い回しをしたりと子供の興味を引きつけるように工夫されていますし、制作中のパーツを360°回転させて眺めたり、再生・一時停止・巻き戻しを自分でできたりと、手元と画面を見比べながら自分のペースで作っていけます。
なので、説明動画に沿って手を動かしていけば、小さな子でもほとんどの工程を自分でできてしまうと思います。
実際、私の息子は幼稚園児にもかかわらずほとんどの工程を一人でこなすことができました。
ハサミものりも必要ないので、手を怪我したり汚したりすることもなく、安心して与えられるのも親としてはありがたかったです。
ただ、細かいパーツを折り曲げるのに幼稚園児の力だと難しいところがあるので、そこは大人の手助けが必要になるかもしれません。
また、説明を見るのにゲーム画面を再生・一時停止・巻き戻しする必要があるんですが、そこは大人がやってあげると、子供は工作のみに専念できてよりスムーズになると思います。
大人であればダンボールを組み立てる手助けは問題なくできると思いますが、説明を見る時にゲーム画面を操作するのは、ゲームに不慣れなママにとっては最初ちょっと戸惑うポイントかもしれませんね。
でも、DVDやテレビの録画を再生や一時停止ってしたことがありますよね?
それをスイッチのコントローラーでやるというだけのことなので、何回かやっていくうちに必ず慣れます。
なので、それほど心配することはありませんが、念のためにお子さんには「ママ慣れるまで下手だけどごめんねー」と言って予防線を張っておくといいかもしれませんね(笑)
Toy-Conを作る時間は親子の良いコミニュケーションになる
小学生くらいになると、親の助けがなくても完全に一人でToy-Conを作れる子が多いと思います。
でもそこはあえて、大人が説明画面の操作をかって出てあげるなどして絡んでいくのがおすすめ。
作成時間が一番短い「カギ」でも、完成まで15〜30分くらいはかかるので、その間親子であーこーだ言い合って一つのものを作り上げていくのは、普段なかなかできない良いコミニュケーションになりますよ。
普通のコントローラーの操作が苦手な小さな子でもゲームしやすい
ゲームのコントローラーってボタンの数、多くないですか!?
このボタンを押すとジャンプして…、走るのはこのボタンを押して…と操作方法を覚えるだけで大変な子も多いと思います。
自慢じゃないですが、アラフォーなのにも関わらず私も操作方法が覚えられず、テトリスしかできませんし(笑)。
その点Toy-Conは、本物の乗り物のハンドルや操縦かんと同じような操作方法なので、なんとなく感覚的に動かすことができます。
ゲームが苦手なママでも、車が運転できるなら少なくとも「クルマ」を使うゲームはできますよ 笑。
親としては抵抗が少なく、子供に与えやすい
普通のコントローラーに比べるとToy-Conはテレビゲーム感が少ないので、おもちゃの進化系のような気持ちで遊ばせられるかもしれません。
おかしな話に聞こえるかもしれませんが、普段テレビゲーム禁止!というおうちの親子が我が家に遊びに来た時に「これなら体動かす感じもするし、まぁ、いいわ」と言って、ニンテンドーラボで遊んだというケースがあったんですよ。
テレビゲームをお子さんに与えるのになんとなく抵抗があるという親御さんにもおすすめです。
将来車の免許をとるのに役立ちそう 笑
「クルマ」と「アクセルペダル」のToy-Conは本物のクルマの運転席とそっくりです。
もちろん、画面上のクルマを動かすのと自分が車に乗って動くのとでは違いますが、少なくとも「ハンドルをどう切ったらどっちに曲がるか」とか「アクセルペダルをどのくらいの強さで踏めば安定して走るか」とかはなんとなく身に付くと思います。
もしかしたら、将来運転免許をとる時に役に立つ…かも?(笑)
いまいちだと思った点
Toy-Con完成には時間がかかるので、小さな子は集中力が続かないかも
一番の大物「クルマ」のToy-Conは公式の組み立て目安時間が150〜210分となっています。
でも、幼稚園児の息子と私とで作ると4時間くらいかかってしまいました。
息子は工作大好きで、好きなことには集中して取り組むタイプですが、それでも一気に完成まではできず、2日に渡って作り上げていきました。
小さな子が4時間も集中して作り続けるのは難しいでしょうし、普段はあまり工作をしないという子ならなおさらでしょう。
親子で作る場合の対象年齢は6歳~となっているので、それ以下の年齢の子と作る時には適度に休憩を挟む必要があると思います。
小さな子供の場合は「完成させて今日遊びたかったのに!」となって機嫌が悪くなる可能性も考えられるので、予め「ちょっと難しいから1日じゃ作り終わらないかもよー。」と声掛けをしておくと安心かもしれませんね。
ゲームに慣れている子だとソフトは物足りない
付属ソフトのメインである「ドライブ」モードは、乗り物を運転して進んでいくのが基本の遊び方。
道中でヒッチハイカーを助けたり宝物を探したりとミッションもありますが、そんなに難しいものではないので、頭を使うゲームが好きな息子はすぐに飽きてしまいました。
マリオカートも最初こそはToy-Conを連動して遊んでいましたが、そのうちわざわざToy-Conを出すよりコントローラーの方が手っ取り早く出来ると思ったようで、今は普通のコントローラーで遊んでいます。
たまーに思い出したようにToy-Conを出してきて遊んだり、お友達が**遊びに来た時の食いつきはすごいので買ってよかったとは思いますが、コントローラーの扱いに慣れている子やもっと刺激的な(笑)ソフトで遊んでいる子にとっては物足りないかもしれません。
ソフトで遊ぶよりも、Toy-Conを工作することがメインのものなのかなぁという感じですね。
耐久性がダンボールなり
クルマのハンドルはよく外れていますし(すぐに組み立て直せますが)、アクセルは足を置いたところがなんとなく凹んでいます。
やはり耐久性はダンボールなり、それなりです。
ただ、ソフトには壊れた時の対処法を楽しく教えてくれるモードがありますし、どうしても直せないほどに大きく壊れてしまった時には、パーツの別売りもありますので、壊れた=使えなくなるということは少ないと思います。
そもそも、任天堂が段ボールの強度について何も考えずに商品開発をするわけはないので、「修理することを楽しむ」「ものを大事にすることを学ぶ」といった狙いもあるはずです。
なので、欠点というわけではないのでしょうね。
Toy-Conの置き場所をとる
クルマToy-Conに至っては本物の車のハンドルと同じくらいの大きさがあるので、Toy-Con一式を置いておくにはそれなりの場所が必要になります。
買う前に置き場所を確保しておく必要があります。
ちなみに、任天堂ではToy-Con一式をまとめて収納できる、「おかたづけボックス」なるものも販売しています。
出典:https://store.nintendo.co.jp
我が家も、買って使っています。
が、ボックスに入れたところで場所を取ることに変わりはありません(笑)。
また、ちゃんと順番を考えて入れていかないと全部のToy-Conが入らないので、息子は面倒で片付けず…結局「私のおかたづけボックス」となっています。
上にものを重ねて置けるようになるという点ではありがたいものですが、購入はよく考えてからすることをおすすめします。
「Nintendo Labo おかたづけボックス」の基本情報 | |
サイズ | 485mm x 360 mm x 355mm (外寸・ふたも含む) |
メーカー希望価格 | 815円(税込) |
「ニンテンドーラボ ドライブキット」はこんな親子におすすめ!
私が息子とニンテンドーラボ ドライブキットをやってみて、「ニンテンドーラボ ドライブキットで楽しく遊べるんじゃないかな?と思う親子」はこんな方です。
- お子さんが工作好き
- お子さんが一つのことに集中して取り組むタイプ
- お子さんがゲームコントローラーを操作するのが苦手
- お子さんが乗り物好き
- パパ・ママが親子のコミュニケーションの時間をとりたいと思っている
- パパ・ママが子供にゲームさせることに抵抗がある
- パパ・ママがゲームが苦手だけれど、子供と一緒にゲームしたいと思っている
お子さんやご自身に当てはまるものがあるでしょうか?
下に、ニンテンドーラボの詳細が書かれているページへのリンクを載せておきましたので、当てはまる!という方もそうでない方も、ニンテンドーラボが気になる方は一度ご自分でもチェックしてみて下さいね!
幼稚園児と低学年におすすめのSwitch・3DSソフト!我が子のお気に入り紹介!
コメント
コメントはありません。