おもちゃとして楽しめるだけでなく、知育効果も期待できるとして、日本でもじわじわと注目されつつある、シンクファン(ThinkFun)のボードゲーム・パズルゲーム。
我が子も5歳くらいから色々なシンクファンゲームに挑んできていますが、今回はその中から「ローラー・コースター・チャレンジ(Roller Coaster Challenge)」について、遊び方・知育効果・我が子が遊んだ様子をご紹介していきます。
シンクファンゲームの中ではちょっとマイナーな印象が拭えない「ローラー・コースター・チャレンジ」ですが、子供心をくすぐる、本格的知育玩具デビューにぴったりなゲームなんですよ。
まずは、どんなものなのか特徴をまとめましたので、次の章からご覧くださいね。
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目次
ローラー・コースター・チャレンジとはどんなもの?
ジェットコースターをプログラミング!
ローラー・コースター・チャレンジは、ジェットコースターのコースをプログラミングするゲームです。
高さの違う柱の間をレールでつないで、ジェットコースターをスタートからゴールまで走らせればクリア。
ポイントは、「コースターは高い所から低い所へ動く」という法則を意識すること。
長さの異なるレール、カーブするレール、遠心力でコースターがぐるっと回転するレールなど、様々なレールを上手につないでジェットコースターを走らせましょう。
詳しい遊び方については、下の章でまとめていますので、そちらを参考にして下さいね。
対象年齢が幅広く、子供の知育にも大人の脳トレにもなる!
ローラー・コースター・チャレンジの対象年齢は6歳〜108歳と、驚くほどの幅広さです。
ローラー・コースター・チャレンジには40枚の問題カードが付属していて、初級・中級・上級・スーパーハードの4つの難易度に分かれています。
初級の問題であれば6歳くらいの小さな子供でも十分に解けますが、難易度が上がるにつれて大人でも解けない問題が出てきます。
なので、ローラー・コースター・チャレンジを一つ買えば、子供の知育目的だけではなく、大人の脳トレにも使えてしまうんです。
また、難しい問題を一緒に取り組んで、親子のコミュニケーションの時間にしたり、家族団欒の時間にすることもできます。
対象年齢が幅広く、家族みんなで遊べるというのは、ローラー・コースター・チャレンジの大きな魅力の一つですね。
ローラー・コースター・チャレンジ(Roller Coaster Challenge) | |
発売元 | シンクファン(ThinkFun) |
セット内容 | ボード、レール×75、トンネル×2、コースター×1、問題カード×40、解説書 |
サイズ | ボード:25.5×25.5cm |
プレイ人数 | 1人〜 |
対象年齢 | 6歳〜108歳 |
価格 | 5,400円(税別)※2020年2月現在 |
ローラー・コースター・チャレンジの遊び方は?
ローラー・コースター・チャレンジの問題は全部で40問あり、「EASY(初級)」「MEDIUM(中級)」「HARD(上級)」「SUPER HARD(スーパーハード)」の4つの難易度に分かれています。
今回は、「EASY 2」の問題を実際に解きながら、遊び方を解説していきたいと思います。
準備
問題を解く前に、ボード上に柱を準備したり、追加パーツを用意したりします。
1.問題と同じに柱やレールを配置
「EASY 2」の問題カードです。
カード上の数字は柱の高さを示しています。「3」なら柱3つ分をつなげたものということになります。
「3」の柱についている緑の丸はスタートを、「1」についているオレンジの丸はゴールを示しています。
「3」の柱にスタートレールを、「1」の柱にゴールレールをつけて、問題カードと同じ位置に立てます。
2.追加パーツを用意
問題カードの赤丸部分に描かれた「追加パーツ」を用意します。
このパーツはレールを意味します。
「・」はレールの長さを表しています。
長さと色が一致するレールを用意していきます。
レールの内側には「・」が刻印されています。
問題カードと一致する「緑色レール」の中から「・」と「・・・・」を探し出して用意します。
「・」はボードのマス目に対応しています。
「・」は1マス分の長さのレール、「・・・・」は4マス分のレールということになるわけです。
続いて、まるで囲んだパーツを用意します。
このパーツは「2」の柱に、青色のカーブレールがついていることを意味します。
「2」の柱に青色カーブレールを組み合わせます。
以上で準備完了です。
問題を解く
準備ができたら、問題を説解いていきます。
ボード上のスタート柱とゴール柱の間をコースターが走るように、追加パーツでつないでいきます。
レールの長さ、青カーブレールの傾斜の向きなどを考えてつないでいきます。
スタートからゴールまでつなげました!
ジェットコースターが無事走れば完成です。
↓クリックするとジェットコースターが走る動画が見られます↓
答え合わせ
問題カードの裏側には、正解のコースが描かれています。
ボード上がこれと同じになっていればクリアです。
遊び方がお分かりいただけたでしょうか?
正しくコースを作るには、「コースターは高い所から低い所へ動く」という法則や、柱の高低差や間隔、レールの長さや形など色々なことを考えながらレールを組んでいかなければいけません。
頭をフル回転することになるので、子供の知育にも、大人の脳トレにもなるんですね。
今回は「EASY 2」を例として挙げましたが、難易度が上がれば上がるほどレールや柱を複雑に組まなければいけなくなります。
↓クリックするとコースターが走る動画が見られます↓
考え方に慣れていくためにも、簡単な問題から徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
ローラー・コースター・チャレンジの知育効果は?
プログラミング学習になる
ローラー・コースター・チャレンジをクリアするためには、「柱の高低差からスタート→ゴールまでの道筋を考える」→「その道筋をつなげるレールを考える」という思考が必要になります。
このように、「状況を分析して、順序立てて処理していく」というのは、プログラミング的思考方法と同じです。
ローラー・コースター・チャレンジを使えば、パソコンを使わなくても、おもちゃで遊びながらプログラミング学習ができるわけですね。
全体の状況を見て問題解決する力が育つ
ローラー・コースター・チャレンジは、予めスタートとゴールが決められているゲームです。
「スタートの柱が4でゴールが1だから、3と2の柱は、4→3→2→1になる位置に置かないとだ」
など、スタートとゴールの柱の高さ、スタートレールとゴールレールの向き、追加柱の高さ、追加レールの長さなど、全体の状況を把握しておくことが、クリアするためには必要なわけです。
全体の状況を把握した上で道筋を決めていくということは、学校の勉強でも仕事でも必要な能力なので、遊びを通して身につけられるのは嬉しいですね。
ローラー・コースター・チャレンジを6歳児と遊んだレビュー
ローラー・コースター・チャレンジを6歳(小1)の我が子が遊んだ様子から、私が感じたことをまとめました。
良いと思うことも、イマイチかなと思うことも率直にまとめましたので、参考にしていただければと思います。
子供の食いつきはシンクファンゲームでもダントツ1位
組み上がったコースターはとにかく大きい!
そして、そこをコースターが実際に走る!
ローラー・コースター・チャレンジは他のシンクファンゲームにはないビジュアルインパクトがあるので、小さな子供の食い付きは抜群です。
我が子も、ネットでコースターが走る動画を見てから虜になり、お年玉をもらうと即購入しました。
正しくコースが組めればコースターが走る姿が見れるので、それを見たいがためにどんどん問題にも挑戦して、飽きずに長く遊んでくれるのも嬉しいポイントです。
シンクファンの中では難易度が低め
色々なシンクファンゲームに毎日挑戦している我が子にとっては、ローラー・コースター・チャレンジは簡単なようで、買って2日くらいでHARDまでクリアしてしまいました。
もちろん個人差はあると思いますが、シンクファンの「※maze(メイズ)シリーズ」に挑戦したことがある子にとっては、簡単に感じるかもしれません。
逆に、本格的な知育ゲーム初挑戦の小学校低学年くらいまでの子にとっては、「骨があるけど頑張れば解ける」くらいの絶妙な難易度なので、シンクファンデビューを飾るゲームとしておすすめです。
※グラビティメイズ、レーザーメイズ、サーキットメイズ、ローラーコースターチャレンジなど、スタートからゴールまでの回路をつくるシリーズ
普通のおもちゃとしても楽しめる
ローラー・コースター・チャレンジは、自分でコースを組んでコースターを走らせて遊ぶこともできます。
「対象年齢より小さな子にやらせてみたい」、「上の子用に買って下の子にも遊ばせたい」という場合などは、問題が解けなくても子供が自分でコースを作って、普通のおもちゃとして楽しめばいいと思います。
ただ遊んでいるだけに見えますが、コースターが走るためには「高い所から低い所へ走る」「柱の間隔と同じ長さのレールをつなぐ」ことが必要なので、自然とそれらの法則が身について、いずれは問題も解けるようになるはずです。
ちなみに我が子もたまに自分でコースを作って、何度もコースターを走らせています。
疲れている時や眠い時にボーッとやっている気がするので、息抜きとしてもいいのかもしれませんね(笑)。
準備に時間がかかる
上でご紹介した準備の項目のボリュームを見ていただければ分かる通り、ローラー・コースター・チャレンジは準備に時間がかかるのがちょっと面倒です。
我が子は問題を解くことが楽しいので、「準備はお母さんやってー」とヘルプを出されることも多いです。
準備中に親子で下らない話をしたりできるので別にいいんですが、早く解きたい!という子にはじれったく感じるかもしれませんね。
片付けがしにくい
全パーツを箱に入れるのが大変です。
かなりきっちりと指定場所に入れないと、蓋が閉まらなくなってしまいます。
もう少しザーッと適当に入れてもちゃんと入れば、子供でもお片付けがしやすいのになと思います。
自分で問題作りにチャレンジ!ローラー・コースター・チャレンジで長く遊ぼう!
最後になりますが、ローラー・コースター・チャレンジの値段は¥5,400税別(※2020年2月現在)です。
輸入品なので仕方ないんですが、「40問解いたら終わりだし…ちょっとお高めかな」と感じる方も多い値段ですよね。
そんな方におすすめなのが、「自分で問題作りをしてしまう!」という遊び方です。
問題を解く以上に頭を使いますし、このやり方なら無限に遊ぶことができます。
コスパが気になる方、40問解き終わった方はぜひ挑戦してみて下さいね。
ローラー・コースター・チャレンジで、長く知育&脳トレしましょう!
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